はじめまして!
元女性警察官で元刑事のえりです。
簡単な自己紹介をさせていただきます。
プロフィール

【名前】
加納 えり
【出身地】
北陸地方
【年齢】
30代
【家族】
一人暮らし
【趣味】
旅行・料理
ライブ・ミュージカル鑑賞
おいしいもの巡り
13年勤めた警察官を退職し、ライターとして活動しています。
警察官時代は仕事が忙しく、趣味の旅行にもほとんど行けませんでした。
メンタルもボロボロだったので、「自分のために、自分らしく生きていきたい」と思い、退職を決意しました。
警察官時代
警察官採用試験
2012年に地元の高校を卒業し、4月から警察官になりました。
私が受けたときの最終倍率は約6倍で、令和6年度の倍率は約2倍。
調べてみてビックリしました。人気がなくなっていますね。
私の家はあまり裕福な家庭ではなかったので、子供ながらに、大学に行くお金を捻出するのは難しいと理解していました。
私は勉強が得意でもなかったし、好きでもなかったので、わざわざ大学に行って勉強する必要はないかなと思い、公務員を目指すことにしたのです。
放課後は毎日学校の図書室に通い、参考書を買って公務員試験の勉強をしていました。
私が受験した当時の採用試験は、
- 1次試験
- 2次試験
- 最終面接
でした。
今でも鮮明に覚えているのは、2次試験で面接官に嘲笑され、帰りに泣きながら母親に電話したことです。
警察学校
警察学校には10か月間入りました。
現場で必要な法律や制圧術、拳銃操法などを学びます。
数年前に木村拓哉さん主演で教場というドラマがありましたが、結構リアルを追求しているなと思いました。
教官は怖いですし、共同生活はつらかったですが、苦楽を共にした同期生ができたのは大きな財産になりました。
交番
警察学校を卒業した後は警察署の交番に配置されます。
私は県内で2番目に規模の大きな警察署に配属されました。
交番では、管轄内のパトロールや交通切符の作成、万引きなどの簡易窃盗の処理、職務質問を行います。
自県は小規模な警察ですが、それでも毎日のように喧嘩や口論、万引きの発生があります。
世間知らずだった私は、おかしな人たちがとても多いことに驚きました。
刑事課
刑事課に配属され、性犯罪や放火事件、傷害事件などを取り扱いました。
鑑識業務も行い、指紋や足痕跡、DNA資料の採取にあたりました。
一番記憶に残っているのは、養父が娘をレイプした事件です。
このような犯罪は子どもが小さいときに発生しており、証拠が少ないことが多く、そのため子どもからの事情聴取が大切になります。
性犯罪は私たち捜査員が最も気を遣う事件ですし、特に子どもは初対面の捜査員に事件のことは話したがりません。
今でも被害者のことは忘れられませんし、幸せに生活していて欲しいと願うばかりです。
自動車警ら隊
自動車警ら隊時代にはパトカーで県内をパトロールし、職務質問で薬物犯罪や指名手配犯、凶器を携帯した者を捕まえました。
職務質問をするのは警察官の仕事ですが、向き不向きがあるので、得意な人もいれば苦手な人もいます。
私は苦手なほうでしたが、度胸がつきましたし、話術を磨くことができました。
留置管理課
留置管理課というのは、逮捕された犯人を留置場内で管理するところです。
普通に暮らしている人には縁遠い場所ですね。
ここでの看守勤務は精神的にツラかったです。
留置場には殺人や薬物、傷害などの犯罪を犯した犯人が入ってきます。
薬物を摂取して逮捕される人は、いわゆるラリったまま留置場に入ってくることも多いので、扱いが大変でした。
幻聴や幻覚で泣きながら見えない何かと言い争いをしていたりします。
退職
退職するまでの経緯は、下記のとおりまとめてあります。
退職して不安が全くなかった訳ではありませんが、後悔はしていません。