
皆さん、HSPって知っていますか?
HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリーセンシティブパーソン)」の略で、生まれつき非常に感受性が高く、敏感な気質を持った人を指します。
私もHSP気質を持つ人間です。
特にコミュニケーションに関する悩みは尽きませんよね。
警察官として13年勤務してきたHSPの私ですが、HSPさんには警察官の仕事はキビシイと感じました。
この記事では、
・HSPさんの特性
・なぜHSPさんは警察官に向いていないのか
・HSPで実際にツラかったこと
について解説しているので、ぜひ最後までお読みください!
HSPさんの特性
HSPさんの特性として、
・繊細な心
・傷つきやすい
・敏感
なところがあります。
詳しく解説すると、
共感力が高い
感情移入しやすくて聞き上手、気配り上手なところがあります。
深い思考
思慮深く、物事を多方面から捉えることができます。
身体の感覚能力が高い
光や音、においに敏感です。
危機意識が高い
複数のパターンを予想して、危機回避することが多いです。
内面エネルギーが強い
1人でも充実した生活を送れます。

HSPさんが苦手なこと
HSPさんが苦手なことは、
・雑談などの会話
・頑張りすぎてしまう
・罪悪感を抱きやすい
・怯えがち
・争い事
などです。
詳しく見ていくと、
雑談などの会話
相手に感情移入しやすいので、「自分の何気ない一言で相手を傷つけたらどうしよう...」と考え込んでしまう傾向にあるので、会話が続かないことも。
頑張りすぎる
失敗しないか、嫌われないかを考えすぎてしまうため、常に優秀でいようとします。
失敗から学ぶことも多いのですが、失敗をしないために複数のパターンを考えるので、失敗しにくいです。
逆に失敗したときには、あり得ないぐらい落ち込むことも。
罪悪感を抱きやすい
雑談などの会話が苦手な部分と共通しますが、自分の言動で「あの人は傷ついているかもしれない。」と過度な罪悪感を抱いてしまいます。
怯えがち
行ったことのない場所や初対面の人に会うときなど、自分が経験したことのないことをするとき、悪い方に考えすぎてしまう傾向にあります。
争い
争い事は好みません。
不満があっても言いませんし、相手を不快にさせないよう穏便に済ませがちです。
警察官に向いている性格

↑記事でも紹介しましたが、警察官に向いている人、向いていない人がいます。
総合的に見て、HSPさんは警察官に向いていない性格だと思います。
【実体験】HSP警察官が現場でツラかったこと
私がHSPでツラかったことを発表します。
パトカーの中
警察学校を卒業したら、交番に配属されます。
都会でない限り、パトカーでパトロールしますが、雑談が苦手だったので、車の中が地獄。
自動車警ら隊に所属していたこともあるのですが、班長さんと性格が合わなかったので本当にツラかった。
「なんか面白い話してよ。」としょうもないムチャブリをされます。
年齢が近かったり、フレンドリーな班長さんだと話もしやすいかもしれません。
私の班長さんは年配でしたし、2年前まで高校生だった私にとっては、何が面白い話なのかもわかりません。
変なことを言って機嫌を損ねてしまわないようになど、色々想像したら結局大した話はできませんでした。
今となっては、お前とできる共通の話なんかねーよ。お前もしゃべれや。と思います笑
感情移入し過ぎる
自殺した少年少女の遺体をご両親に引渡す際、ご両親の気持ちに感情移入し過ぎて涙腺が...。
その場では必死に涙を堪えますが、今でも思い出すと目の奥が熱くなってしまいます。
寄り添うことは必要ですが、自分に置き換えたり、必要以上に同情し過ぎると自分がツラくなってしまうのです。
性犯罪被害者の事情聴取では、当時は若くて経験値が少なかったのもありますが、感情移入し過ぎて冷静な判断ができず、本当は被害に遭っていなかったというウソを見抜けなかったことも。
ヤバい現場に行くとき
日本刀振り回している男がいるという現場から、万引き犯が暴れている現場まで、行くとき身体が震えていました。
日本刀を振り回しているというのはマジでヤバい現場なんですが、万引き犯が暴れて店員さんに怪我をさせたとなると、それは強盗事件。
自分の経験したことがない現場に行くときは、現場に着いたら自分がやらなければならないことを想像しながら震えていました。
パワハラ現場
警察は体育会系な社会なので、未だに職場内で怒鳴り声が聞こえます。
特に年配の刑事さんにありがちですが
・部下が自分の思い通りの仕事をしなかった
・部下が自分の理想とする書き方と違う書き方で書類を作成した
といったことですぐにブチギレる人がいました。
課長も若い人でしたし、もうすぐ定年のベテラン刑事に注意できる訳もありません。注意して欲しいんですが...。
しかも1つのことを怒り始めると、全然違う内容のことにも怒り出して、最終的に何に怒っていたのか誰もわからなくなるというカオス。
職場の雰囲気はサイアクでしたし、なぜか自分が怒られているように錯覚してしまうことも。
タバコのにおい
タバコを吸っている警察官はかなりいます。
喫煙所以外の場所や車の中でタバコを吸うのは厳禁なはずですが、庁舎内の換気扇前でプカプカ。車の中でもプカプカ。
アイコスなどの加熱式タバコは庁舎内や車の中で吸ってもバレないと思っている人が一定数います。とんだ勘違いです。
確かに服や車内ににおいは付きにくいですが、ずーっとそこで吸っていればにおいは付きますし、色々なフレーバーが混ざり合って訳のわからないにおいが充満しています。
私はにおいに敏感なタイプなので、車の中でプカプカするのが許せなかった。臭過ぎて頭が痛くなるんです。
しかし率先して上司が吸っているのが現状です。署長まで見て見ぬふり。呆れてしまいます...。
お問合わせ
いかがでしたか?
私個人が思う、HSPさんは警察官は向いていないかも...まとめでした。
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