劇場版名探偵コナン 隻眼の残像を観た元刑事の感想

警察関連
えり
えり

先日、劇場版名探偵コナン 隻眼の残像を鑑賞してきました。
結論、すごく面白かったです!

コナン人気の高さ

土曜日の午後8時台に観に行ったのですが、ほぼ満員
次の回も長い列ができていたので、コナン人気の高さが伺えます。

実はコナン好きで、アニメも劇場版シリーズも全て観ています。

今回の劇場版、正直内容は難しい
名探偵コナンの公式YouTubeチャンネルで長野県警特集が配信されているので、劇場版を見に行く方は絶対に見た方がいいです!

映画が始まって、「オレの名前は工藤新一〜」のセリフを聞いて、「あ、コナンの映画が始まる!」という高揚感を感じました。

今回も拳銃ドンパチ、いろいろなものが爆発!
ツッコミどころは多々ありますが、ファンタジーなのでそれはそれでおもしろい!

2024年の劇場版である100万ドルの五稜星はいまいちハマらなかったのですが、今回はすごく楽しめました。

ネタバレ注意

以下ネタバレです。

大和警部と上原刑事、早くアベックになってくれ

もう、大和警部と上原刑事にキュンキュンです!

大和警部が死んだって知らせを受けたときの上原刑事の泣き崩れた感じがリアルだったので、フェイクって知っててあの演技だったの!?って驚きました。
過去にあのように泣き崩れたんでしょうね...
そして知らせてあげたコナンくん、優しすぎる。いい男すぎる。

というか大和警部って上原刑事のこと好きだって自覚してたと思ったのに、違うんですね!?
最後のシーンを見ると「え!!??」って思っちゃったんですけど...
早くくっついてくれ〜!

MVP諸伏警部

諸伏警部が大和警部と上原刑事を庇って崖から転落して氷突き破って川に流されるシーン、普通の人間なら間違いなく死ぬんですが笑
死にかけて弟であるヒロが登場します。
演技力や絵力を総動員して、映画館にいる人間に一瞬でも、「もしかしてヒロが生きてることある?」って思わせてくるのがすごいです。
夢なんだろうなぁとは思いましたが、現実だったら良かったのに…。

小五郎のおっちゃんの活躍

冒頭のワニが撃たれて亡くなる場面、小五郎のおっちゃんの涙にちょっとウルウルきました。
今回、小五郎のおっちゃんが1度も眠ることもなく大活躍!
そのためかコナンくんの活躍はいつもより少な目。
その代わりに長野県警の面々の優秀さが際立ちます。
コナンに出てくる警察官はポンコツが多いので新鮮でした!

公安警察

刑事をしていた人間としては、コナンくんの世界の刑事事件の捜査や手続きにはツッコミを入れたくなるところですが笑
公安の警察官と関わることは全くと言っていいほどなかったので、公安警察って本当にこんなことしてるのかなぁ、隠れ公安ってほんとにいるの?と思ったり。

警察官をしていても公安や警備部門の警察官と関わることはありませんし、公安や警備部門の人は口が硬い。
普段はどんな仕事をしているのかもわかりません。

今回のコナンくん

今作は小五郎のおっちゃんが眠らないので、蝶ネクタイ型変声機の出番がありません。
しかし!蘭姉ちゃんに、蘭姉ちゃんのマフラーを蝶々結びで結んでもらっているんです!めっちゃ可愛いです!
ちなみに今回も蘭姉ちゃんは人間辞めてました

コナンくんが小悪魔に見える場面が何か所かあり、最早コナンくんは公安警察の人間に正体隠す気ないよね!?って思っちゃいました。

主題歌

今作主題歌の「TWILIGHT!!」もすごく世界観にマッチしていました。
長野県と思われる山々の雪景色が美しかった。
アイキャッチの「扉が閉まる音」が曲に使われていてちょっと胸熱。

犯人

犯人の動機も人間味があってよかったです。
しかし元警察官である私的には、警察官が犯人になる回はなんとも言えない気持ちになります。今作に限らず。

元警察官の私的衝撃シーン

この映画で1番衝撃的だったのは、職務倫理の基本を聞いたことです。
犯人である警察官に悟らせるシーンですが、
「誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕すること(以下続)」
これ、本当に警察学校で毎日詠唱するんです!懐かしい...

他にも、重要なシーンにPIII端末の緊急発信が使われるんですが、設定も作画も超リアルで、思わず「本物のP IIIやん...」って思いました。

まとめ

隻眼の残像、オススメのコナン映画ベスト5に入ってくる面白さでした!

ちなみに私が1番好きなコナン映画は「世紀末の魔術師」です。
世界観が大好き。

ただし今作は子どもにとっては難しくて分かりづらいかも。
大人向け映画です。
映画の前に必ず長野県警の話を復習してください!

いつものコナンメンバーだけでなく、長野県警や山梨県警、内調の人間も出てくるので、登場人物は多いです。
しかし、意外と場面ごとに出てくるメンバーが区切られていてわかりやすかったと思います。

お隣に座っていた男性陣はポップコーンを食べる手が止まっていて、思わず「そのペースだと、映画終わるまでに食べ終わらないのでは?」と思ってしまいました笑

そのまたお隣は、終わった後に「頭フル回転させて観てた!着いていくので精一杯〜笑」と談笑しながら帰っていきました。

私が元警察官だからかもしれませんが、ところどころにリアルなシーンが散りばめられているので、警察関係者が1番楽しく観ることができるんじゃないかと思います。

今回は長野県の天文台周辺を壊しまくったコナンくんたち一行ですが、聖地巡礼で多くのお客さんが訪れるでしょう。
長野県警察本部には原作者先生の色紙も飾ってあるとのことですし、既にコナンくんきっかけで観光に行っている人もいるみたいです。

町おこしになるくらい影響力があるってすごいですね!

日本の刑事ドラマは苦手でほとんど観ない私ですが、今作を観終わった後に思わず「面白かった〜!」と声に出てしまうくらい面白くて素晴らしい作品でした!

難しい内容だとは思いますが、一見の価値ありです!

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