
女性の悩みである「生理」。
女性警察官の生理事情についてまとめてみました。
私は約6年間、超低容量ピルを婦人科で処方してもらっています。
結果、生理に悩まされない快適ライフを満喫中です。
ピルの効果や注意点についても解説!

女性警察官の生理事情
生理のツラさは人によって異なると思いますが、私は重い方で、毎回痛み止めは必須。
トイレにばかり行っていました。
でも現場では生理なんて関係ありません。
交通整理や現場保存で数時間立ちっぱなしは当たり前。
私も、事件が起きれば何時間も鑑識活動や写真撮影をしてきました。
交番のお巡りさんは何時間もパトロールに出なければいけません。
パトロール中に「ちょっとトイレ...」とは言い出しづらいですよね。
しかも男性警察官とペアを組むことが多い中、「私生理なんで」とは打ち明けられませんし、打ち明けられた男性側も戸惑ってしまいそう。
ナプキンを頻繁に取り替えることはできませんでしたし、万が一でも漏れたら大変なので、私は昼でも夜用ナプキンを使っていました。
性教育が行き届いていない世代では、
・生理の血は青い(CMの影響)
・ナプキンは1日1枚
だとか思っている男性もいるそうです。信じられません...
とあるおじさん警察官が
「○○さんに、私今日生理なんですって言われたんやけど、普通そんなこと言わなくね?」
と他の署員に言いふらしている現場を見たこともあります。
このおじさん警察官にデリカシーがないだけなのかもしれませんが...
被災地でナプキンが届いた際に、男性が「不謹慎だ」と言って送り返したなんて話もありましたね。
教育とは恐ろしいものです。
警察でも生理休暇はありますが、使ったこともなければ、使っている人を見たこともありません。
女性警察官それぞれが工夫しながら、生理を乗り切っているのだと思います。
私の生理対処法
刑事になったばかりのとき、生理痛がひどくて30分おきにトイレに行っていました。
生理によって腸が刺激されて、下痢なってしまうのです...
こんなにトイレに行ってばかりだと「現場があったときに置いていかれる」と焦った私は、いろんな人の生理対処法を検索しました。
そこでたどり着いたのがピルです。
当時無知だった私は、ピルは夜職の方が使っているものだという偏見を持っていました。
でも調べるうちに、「PMS」や「月経困難症」の治療としてピルが使用されていることを知ったのです。
ピルを求めて婦人科へ
ピルを飲み続けると生理痛やPMSが改善されるだけでなく、子宮系の病気を予防することができると知りました。
私は「そんなの神やん!」と思って、どこで処方されるのかと検索しましたが、当然婦人科。
今まで婦人科に行ったこともなければ、行く必要があるとも思っていませんでした。
調べると膣や子宮のエコーを撮るとかめちゃ怖いことが書いてあるのでビビりまくり。
でも月1でやってくるこの痛みから逃れられるのであれば!と決心して近くの産婦人科へ行くことにしました。
ちなみに、その病院は私が生まれた場所です。ちょっとエモい気持ちになりました笑
経膣エコーの前、先生は「そんなに痛くないからね〜。」と言っていましたが、普通に痛い!
産経婦でもなく、ド緊張していた私はちょっと涙目...
エコーなどの診察を受けた結果、私は「子宮が若いから、収縮が激しくて痛みが出ている。」とのこと。
そういうものなの?と思いましたが、欲しかったピルを手に入れることができました!
ピルについて
私が処方されているピルは「フリウェルあすかULD」という超低容量ピルです。
これは、ルナベル配合錠ULDというピルのジェネリック医薬品。
価格は、保険適用なので2シート2,000円以下です。
ULDは、21日間毎日同じ時間に1錠を服用し、7日間休薬するというもの。
毎日同じ時間に飲むの面倒じゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、私は毎日18時30分にアラームをセットして飲み忘れを防止しています。
食事の前後に飲むと決めていれば飲み忘れることも少なくなるかも。
現場に行っていて飲めない!という日もありましたが、署に戻ったら速攻で服用していました。
もしくは、現場に行く前に飲んでしまうようにしていました。
毎日同じ時間に飲まなくてはならない!と気を張る必要はなく、数時間ズレても問題ありません。
私はいつも持ち歩いているリップクリームや鏡と一緒のポーチに入れて持ち歩いています。
ルナルナというアプリもオススメ。
ピル服用中モードがあり、飲み忘れのアナウンスも設定できます。
通常の生理日予測モードもあるので、ピルを服用する前から愛用していました。
休薬期間の7日間に消退出血という生理に似た出血がありますが、痛みも少ないですし、私はここ数年は消退出血すらありません。
先生には、「出血もないの楽でいいね〜」と言われています。
ナプキンは久しく使っていません。
ピルの効果
ピルを飲んでいて1番嬉しいことは、「生理痛がないこと」です。これに尽きる!
私にはULDのピルが体に合っていたので、ピルの変更もなく約6年飲み続けています。
6年も飲み続けていると、生理痛がどんなものだったのかを忘れているので、ピルを止めることができません笑
PMSも改善され、生理前特有のイライラや気分の落ち込みもなし。
また、ピルの服用期間を考慮することで、旅行や試験の日に生理が来ないようにすることができます。
現在ヨーロッパ旅行の計画を立てていますが、生理と被ってしまったら大量のナプキンを持参しなくてはいけませんし、生理痛の状態で旅行したくないので、ピルは止めれません。
そして意外なことに、ピルを服用している女性は多いです。
超低容量ピルは避妊目的での使用は認められていません。
しかし妊娠する確率はかなり低いと言われています。
私の周囲でも、妊娠する予定がない女性や、子供を持たない選択をした女性で同じピルを服用している方も。
意外と身近な存在だと思うと、ピルへの抵抗が少なく感じるのではないでしょうか。
ピルの注意点
いいことばかりを述べてきましたが、ピルには注意点も。
ピルを服用していると「血栓症」のリスクが上がると言われています。
血栓症とは、血液が固まって血管が詰まることです。
そのため、タバコを吸う人はピルの服用ができません。
リスクがさらに上がってしまいます。
ただし、そんなにビビることはないと思っています。
なぜなら、妊婦さんの方が血栓症になる確率が高いからです。
ピルのメリット・デメリット
ピルのメリットは、
・生理痛が少ない
・PMSが改善される
・生理日をイベントや試験の日からズラすことができる
ことです。
デメリットとして、
・血栓症のリスクが上がる
・毎日飲む必要がある
・ピルを持ち歩く必要がある
ことでしょうか。
私は6年間飲み続けていますが、不便は感じていません。
しかし、ピルはあくまでクスリ。クスリにはリスクがあるという先生もいます。
婦人科に行かない女性も多いですが、本来、生理痛はないのが理想だそうです。
何かしらの症状があるときは婦人科で相談してみましょう。
子宮筋腫やチョコレート嚢胞などの病気が隠れているかも。これらは不妊の原因になります。
ピルの服用にはメリット、デメリットありますが、理解した上でピルの服用も検討してみてはどうでしょうか。

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